講演会の報告。


以前、このブログでも告知をしたのですが、昨日、金屋町商工会の青年団の皆さんの前で人生初の講演をしてきました。
題して「ビジュアルデザインにおけるイラストレーションの役割」。
中身はそんな小難しい内容ではなく、(小難しくなんて語れませんので)イラストと絵画の根本的な違いとか、文章とビジュアルでの伝え方の違いとか、写真と比較してその役割がどう違うかとか、あとはイラストの簡単な歴史を紹介したり、プロジェクターを使ったCGの実演、法廷画家としての体験談なども語ってきました。

皆さん本当に熱心に聴いてくださり、講演後の即興でする似顔絵制作のパフォーマンスは「似てる似てる!」と大ウケで、とても盛り上がりました。

人前でしゃべることなど内気でシャイな20代前半のころならば考えられなかったのですが、やはり絵画教室の講師などの経験のおかげか、別に開演前も全然緊張せず、30名くらいの観客の前で想像以上に自然体で話すことができました。自分でもちょっと意外な感じです。
何事もやっておいて損はないですね。この講演の経験もきっとどこかで生きるのでは、と思うと嬉しいかぎりです。

そんなわけで一応「成功報告」です。これができてよかったー。

青年団だけあって、観客の皆さんは20代後半~30代前半の方が多く、それだけに「先生、先生」と呼んでくださったのがとてもこそばゆい感じでしたが、あまり普段馴染みの無いであろう「イラストレーター」という職業について少しでも知ってもらえたのが一番嬉しいことでした。

講演が無事終了すると、皆さん拍手喝采。気持ちのいいものですね。僕にとって非常に濃い二時間でした。
あくまで想像以上に話せた、というだけですので、反省点は自分でもいくつかあり、もし次の機会があるならば、それまでにもっと話術を磨いて、常に観客の皆さんの興味を引けるような工夫のあるしゃべりをしたいなぁと思います。

閉会後はすみやかに居酒屋金屋に直行。
有志の皆さんと友に乾杯したのでした。

ふと壁を見ると、前回来たときに即興で描いた大将の似顔絵がまだ飾られていました。この一枚がこういうキッカケを生んでくれたのだなぁと思いながら焼酎と鮮度の高い刺身に舌鼓を打ったのでした。

眠れない夜。


昨日の酒量。ビール2杯、焼酎水割り9杯。

すこぶる酔った。

酔うと記憶が無くなるという人は少なくないが、羨ましいと思う。
僕はいくら飲んでもそれが無い。

あんなこと言わなければよかった・・・
あのとき、こう言い返してやればよかった・・・

考えてもしょうがないことをウジウジと思い悩む丑三つ時。
悔しくて眠れない。

三十路を超えても、大人になり切れない未熟な己への苛立ちと嫌悪。
経験から学ばず同じ過ちを繰り返す愚。
人を許せぬ狭量さ。
そして短気。

いつか成長して今の自分の心の有り様を笑うことができるのだろうか?
それともずっとこのままなのだろうか?

当面、僕が考える必要があるのは、
「我慢しなければならないこと」と、
「我慢してはいけないこと」の、
境界線の位置付けだろうと思う。

それは誰にも聞けない。自分で決めて、その責任は自分で取るしかない。

新しいタッチの模索。


時間を見つけてはいわゆる「主線無し絵」の描き方を模索していたのですが、
この度、試行錯誤しながらも一枚完成させましたのでアップしてみます。

紙に鉛筆でラフを描いたものをスキャン。それをパスでトレースしてゆき、
「目」「鼻」「輪郭」「シャツ」「靴」などにそれぞれを分解。
レイヤーを多数使いながらひとつひとつのパーツを仕上げてゆくという
描き方です。
同じ「イラスト」ではありますが、普段とはまったく違う作業工程であり、
こういう手法で描いたのは今回が初めてです。

まだ「人の真似」の域を出ていませんが、徐々に自分の持ち味なども
出せるようにコツコツ技法を磨いてゆきたいと思います。

数年使っているフォトショップ、未だ「こんな方法もあるんだ!」という
新しい発見があり、ワクワクしながら描きました。
早くまた時間を作ってもう一枚描きたいです。

楽しいお買い物と出来れば知りたくなかった事実。


このところ、なんだかよくお買い物に出かけます。
というよりお昼ご飯食べにいったついでにいろいろと寄ってしまうので
物欲に負けてしまっている、ということのようです。

けど、無駄な買い物はしていないつもりです。
最近買ってもっともお気に入りな物ベスト3を紹介したいと思います。


まずは三位。トースターです。
オーブントースターではなく、食パンを二枚いれてスイッチを入れると
数分後にガシャン!と焼き上がりを知らせてくれるアレです。

これ、生まれて初めて使います。実家にはこういうものは無かったので。
パンが本当にカリカリに焼けて、バターがよく溶け込み、実にウマイ。
もっぱら朝食はトースト二枚で決まりという状態です。
朝食は105円の蒸しパン、というのが上京以来半年間に渡る習慣になってましたが
こっちのほうが美味しい&リーズナブル。
しばらくトーストブームは続きそうです。
ただあまりにもカリカリ過ぎて粉が落ちちゃうのがネック。

ちなみにトースターを探す際、ドンキホーテで1,280円のを発見しましたが
「安すぎね・・・?」と思い、踏みとどまりました。
熱を扱うものはちょっと奮発しておきたいところです。
そんなわけで写真のトースター、ベストデンキで2,980円のお買い物でした。


そして二位。ベッド用マットレス
一日の1/3近くを費やすベッドには気を使いたいので、前々から
「このマットちょっと堅いな・・・」と思っていたベッドに
厚さ5cmの補強マットを追加しました。
これにより寝心地が飛躍的に向上!これは嬉しいです。
ニトリで2,980円のお買い物でした。

ニトリまで原付で行ったのですが、もちろんマットなど運べるはずもなく
店員さんを呼びとめ、
「あの~こちらで車を貸していただけ・・・」「無いです」
そーですか、でも人の話は最後まで聞けよコノヤロウと思いながら
ベッドマットを原付でお持ち帰り。
かなり異様な光景なんらかの道路交通法に引っかかってそうなので
家に着くまでお巡りさんと遭遇しなかったことを神に感謝しました。


そして堂々の第一位。体脂肪計測機能付体重計
これはドンキホーテでとても安く売っていたので衝動買い。2,980円でした。
・・・ニーキュッパになにかご縁でもあるのでしょうか僕。

体脂肪が計れる体重計なんてのも人生初体験。
なんでも初体験の時は緊張するよネ☆ と思いながら説明書片手に
身長年齢のデータを入力、準備オッケー、素足のゴミを払って計測。

体重は想像+2kgでヤバっと思いましたが、その数秒後に出た体脂肪の数字が、

2X.2%

その隣にアルファベット3文字で僕の体型を正確かつ的確に示していました。


FAT




・・・僕は生来骨が細く、胸板も薄く、首が長くて極端ななで肩な為、少々太っても
「え~?太ってるようにはみえないよ~」と言われる
典型的な「着やせするタイプ」なのですが、
文明の利器がこの人間の脳の誤作動を照明してくれました。

そんなわけで現在豆乳寒天クッキーダイエット中です。
僕の中の意識の大変革をもたらしてくれたという意味での第一位。

また、人間同士なら滅多に言うこともないであろう「お前、太ってるよね
という一言を単純明快な文字でさらっと言い放つこの冷酷無比さに
そこにシビれるあこがれるゥ!とは思いませんでしたが、
機械ってやっぱスゲエとは思いました。

ダイエット効果が出たらここで報告したいと思います。

いいところ、発見。


いいところを見つけました。

東京の自宅から自転車で15分ほど。国分寺駅南口から西へ向かうと見える武蔵国分寺公園です。
入り口からよく手入れされた花壇が続き、中央は芝生の円形広場で家族連れや子供たちが無邪気にはしゃぐ姿が見れます。奥のほうまで歩いていくと、小さいながら美しい滝が流れており、水の流れる音に風情が漂います。

僕が初めて行った日はまだ日差しも強くて暑かったのですが、木々の陰に行くと意外なほど涼しく、風が心地よいのです。ごろんと寝転がっている人が何人か居ましたが、その気持ちがわかると思いました。

昨日、原付にギター載せて再度訪れてみました。
6月に買ったこのギターは、最初に付いていたライトゲージをずっと使っていたのですが、流石に音が軽く、すぐビビるのも気になって一昨日ミディアムゲージに張り替えたのでした。張替え直後はチューニングが安定しないけど、一日置いた昨日、部屋でストロークしてみるといい感じ。でも部屋でストロークは大変近所迷惑なのでどこか広いところで掻き鳴らしたかったのでした。

安いギターながら張り替えたばかりのニューゲージでいい感じに音がでます。ライトゲージで妙に慣れていたせいか、6~7曲も弾くと左指が痛くなってきました。

昨日は曇っていたから公園の緑は先日よりくすんで見えたけれど、涼しくて心地よかったです。
ごろんと芝生に寝転べば空しか見えず、芝生のほんのりとした温もりを背中に感じながら、「このまま寝ようと思えば寝れるな」と思いました。

けど、空の様子がどうもさっきより悪くなってる。
ギターを濡らす前に帰ろうと思い、あと片づけをして原付に戻ったのでした。

本当にいいところを見つけました。また来ようと思います。
武蔵国分寺公園にお立ち寄りの際、赤いサンバーストのギターを一人寂しく弾いている男がいたら、多分僕です。気軽に声を掛けてやってくださいね。そうしてくれたら多分、


走って逃げます。(ぉぃ)

墓参り。


世間は三連休。
部屋に居ると、思った通り気がふれそうになったので
外に出て原付を走らせる。

照りつける残暑の光に両腕を焦がしながら、連雀通りを東へ東へ。
まだ馴染みの薄い町並みが流れる。
東小金井、武蔵境を越え、三鷹の文字が見えてくる。
ふと交差点の看板に目をやると「禅林寺前」と書かれている。

ああ、ここにあったのか。

僕の好きな昭和の作家が眠っている寺だ。
原付を停めて歩き出す。
今日は葬儀があるらしい。黒服の男たちが慌しく通り過ぎる。
寺道を越えて突き当たりにさしかかると、いきどまりだ。
あれ?と思った。墓はどこにあるんだろう。

だが小さい看板に案内がかかれており、墓までの道はすぐわかった。
細い古道を通り抜けた先にあるのだという。

墓場は小奇麗に片付いてはいるが、閑散としており、実に寂しい。
奥のほうで一人の老人が丁寧に墓を磨いているのが見えた。
近くまで歩く。
ふと左をみると、そこに目当ての墓があった。

「太宰治」

あまり美しくない文字でそう彫られた墓標は、実にこじんまりとしたものであった。
大きさや様式も一般人のそれとなんら代わらず、
その隣には「津島家の墓」と書かれた墓標が並んでいる。
側面には「津島修治 昭和二十三年六月十三日」と刻まれていた。
桜桃忌は十九日だが、あれは遺体発見日だという。
太宰が入水した玉川上水は、当時立派な川だったそうだが、
今ではたった幅三メートルほどの小川である。
上京して初めてみたときは、その小ささ浅さに驚いた。

斜め向かいには森林太郎の墓があった。太宰が敬愛した明治の作家「森鴎外」だ。
近くに葬られて喜んでいるだろうか。存外、恥ずかしがっているのかもしれない。

バケツに水を汲んで、墓に流す。
添えられた花束は、まだ新しい。

僕は宗教観念が希薄なので、こういうことは滅多にしないのだが、
この時は手を合わせて、こう念じた。


「いつも楽しく読んでおります」





帰りは原付を西へ西へと走らせる。
夕暮れ時の太陽がとても眩しい。
帰ったらギターのゲージを張り替えよう
などと思いながらアクセルを吹かすと、
三鷹の町並みが少しだけ馴染み深くなったような気がした。

「エアーマンが倒せない」の思わぬ余波。


すこし前に某所で人気があった「エアーマンが倒せない」(※1)が面白かったので、久しぶりにロックマンをプレイしたくなり、ホコリをかぶった我が家のプレステ2をひっぱりだしてきて電源を入れたのでした。テレビゲームするなんていつ以来だろうっていうくらいご無沙汰です。

※1・・・1988年に発売したFCソフト「ロックマン2」のボスキャラのひとつであるエアーマン(強敵)がなかなか倒せないジレンマをうたった歌。詳細はリンク先にて。

ロックマンというゲームは4作目でご縁ができたこともあり、僕の中では思い入れの深い作品です。初めてプレイしたのはこのロックマン2でした。かわいらしい色合いのかわいらしいキャラクターを使ったほのぼのゲームかと思いきや、その激ムズっぷりは到底子供を対象にしたゲームとは思えないほどの難易度を誇り、多くのゲーマーを虜にしました。僕もそんな一人でしたが、SFCやプレステで新しいシリーズが出るころには従来のかわいらしさという魅力がなくなり、よくある戦隊ものの所謂カッコイイ感じにシフトしていったため興味をなくし、疎遠になっていたのでした。

さて、久しぶりにプレイするロックマン2。たしかに激ムズです。理不尽極まるステージ構成。「死んで覚えろ」と言わんばかりの底意地悪い製作者側の意図を感じざるを得ません。しかし、これがまた燃えるのです。とりあえずボスキャラ、エアーマンまで辿り着きますと、もう残機もエネルギーもありません。そこでボスキャラによって繰り返される回避不可能と思われる竜巻の数々。「こんなの勝てるかよ!」と投げ出したくなるほどの圧倒的戦闘力の差。懐かしさがこみ上げてきて、いつしか「ちょっと久しぶりにプレイしてみよっと」という気持ちから「絶対クリアしてやるぜ」という本気モードに移行しました。

自分でも「目の光が違う」と感じるほどの本気モードです。全神経を指先と視覚に集中して敵キャラクターの攻撃を回避し、相手の動きを予測し反撃を繰り返す僕(30歳・独身)。エアーマンは歌詞のように「何回やっても何回やっても」倒せないことはなく、3度目であっさりクリアー。その後も次々とボスキャラを撃破し、ついにワイリー(※2)ステージです。

※2・・・天才科学者Dr.ワイリー。ロックマンの宿敵であり、8体のボスキャラクターの制作者。ちなみに筆者は4作目に登場する「ブライトマン」を発案し、ドクター・ワイリー賞を受賞した経歴を持つ。思い出すのは当時「これって履歴書に書けるのかな?」と本気で胸躍らせていた中学二年生の青き日々。

これはかなり難しい。素人お断りなトラップが次々登場です。中盤にでてくるサブボスキャラたちもすこぶる手ごわい。しかし、ここで思うのは、そのキャラクターの造形の美しさです。僕は中学生のころからPC-6001mark2やMSXという8ビットパソコンを使ってBASICのプログラミングを駆使し、自作ゲームを作っていたことがあるのですが、限られた色数で魅力的なキャラクターの造形は難しいのです。なかなか思ったようにはいかない。しかし、このロックマンシリーズはそのキャラクターたちが皆すごく魅力的なのです。たった16x16ドットの中で3色しか使えないというのに、その魅力をよくここまで詰め込むことができたな!と関心するばかりなのです。メットールなどはその姿形、色彩、挙動、仕草において愛着を感じずにはおれません。(攻撃方法はうっとうしいのですが)

ついにゲームも終盤。8体のボスキャラたちが何故かここで再登場して、全員倒さなければ先に進めません。数度全滅しながらもなんとかクリアー。いよいよワイリーとの一騎打ちです。巨大なメカを相手に戦います。これもなんとか辛勝してやっとエンディングかと思えば、さらにもう一人の強敵が待ち構えています。これがまたえらく強い。どこまでディフィカルトなんだっっ!と思わず怒鳴りたくなるのを抑えながらそれこそ何度も何度も試し、「もう駄目だ・・・絶対コイツ倒せない・・・ここでやめようかしら」と諦めかけたころ、ついにラスボスを撃破。諦めないでよかった。感動です。

8ビットマシンによる8ビットマシンらしいエンディングが流れます。ここで「あれ?!」と気づくことがありました。僕、このエンディングを見たことがなかったのです。蘇る小学6年生の頃の記憶。たしか、僕はラスボスがどうしても倒せず、諦めていたんだった・・・。

今回のクリアは実に19年ぶりのリベンジとなったようです。プレイ開始から2時間半の奮闘でした。

エンドロールが終了してから、懐かしい達成感を胸にプレステ2の電源を落とし、仕事を再開。すると不思議と仕事がはかどることに気づきました。「本気モード」が脳内で持続しているからでしょうか。これは思わぬ収穫でした。

大人になってからはすっかり疎遠になっていましたが、テレビゲームもリフレッシュの方法のひとつとしてなかなか良いですね。どうも仕事仕事の生活になってしまいがちな僕ですが、これからは偶にプレステの電源も入れようかなと思った早秋の夕暮れでした。

法廷画と「珍しい依頼」のこと。


昨日、大阪地方裁判所で女性を連続監禁した鬼畜男の判決裁判がありまして、法廷画を描きにいってきました。下の画像は今朝放送されたてホヤホヤの「朝ズバッ!」のキャプション画像です。
被告は典型的なサディスティック人間で、判決主文で語られるその悪逆非道な犯行の様子は戦慄を禁じえないものがありました。詳細をここで書くのもなんなので「法廷画ファイル」にアップしました。興味ある方はどうぞ。しかし、女性や子供が犠牲になる事件は本当に気が滅入りますね。

さて、先日珍しい依頼がきまして。

数ヶ月前、和歌山県有田郡にある企業Lさんと打ち合わせに行った帰り、社長から「おい、一杯やろうぜ」とお誘いを頂き、社長行き着けの金屋町にある民家を改造した独特の雰囲気ただよう居酒屋さんに足を運んだときのこと、「大将!この人ぁイラストレーターさんや。プロの絵描きやでえ!」、「おお!ほんならいっぺんワシの似顔絵かいてんか!」というような話になりまして。その大将がまた似顔絵の描きやすい顔をしておられて、僕もスケッチブックを取り出してサラサラと描いて見たらこれが大好評。大ウケでした。

ちなみに「ちょっと似顔絵描いてよ」と言われると不機嫌になるイラストレーターさんも居られるようですが、僕はわりと快諾するほうです。飲みの席でもスケッチブックを持っていくことが多いくらいです。

大将が店の壁に似顔絵を誇らしげに貼ると、それを見た常連客が「おお!なんよ○○さん、そっくりやして!」と興味津々、自然「ワシも描いてんか!男前にたのむでぇ!」となりました。それ以降次から次へと、なんとその居酒屋のお客さん全員の似顔絵を描いたのでした。
一枚描くたびに大将が気を聞かして造りやタタキを持ってきてくれて、それがもうめちゃめちゃ美味だったのを今でも覚えてます。和歌山の魚は本当にウマイです。

で、次々と壁に貼られていく客人たちの似顔絵。その光景はなかなかシュールなものがありました。楽しい夜を過ごさせていただいて、企業Lの社長さんにお礼を言い、その日はお開きになったのですが、その数ヵ月後に一本の電話がありまして。

「あ、もしもし、金屋町商工会のものですが、居酒屋○○の壁に貼ってある似顔絵を描かれた榎本さんですか?」

なんと、数ヶ月経った今もまだ壁に貼ったままだと言うのです。それにも驚きですが、さらに驚いたのが、

「いやーすばらしいですね。本当にそっくりです。そこで金屋町商工会ではですね、是非榎本さんに名刺の似顔絵を描いてもらえんかなぁと・・・」

なんと、仕事に結びついたのでした。いやぁ名刺って配っておくものですね。そしてさらに、

「当商工会では定期的に青年団を集めて講演会を開いとるんですわ。榎本さん、よかったら青年団の前でいっぺんイラストレーターっちゅう仕事について語ってもらえませんやろか?」

生まれて初めて講演の依頼を受けました。

「いやいや、そういうのは仕事の範疇ではありませんから」
と断るのも惜しいので、「はい!是非引き受けさせていただきます」と返事した僕。一応、僕の行動基準は「やったことがあるかないか」「なければ一回やってみればいいんじゃね?」なので、即答で引き受けることにしたのでした。先日、その打ち合わせを和歌山市で行い、日程も決まって具体的に動き始めました。題して、「イラストレーター榎本よしたか講演会~ビジュアルデザインにおけるイラストレーションの役割~

来たる27日開演です。どーなることやら。

「遊ぶ」ということ。


母親がまた不安定になってきており、心配です。

祖母の介護が大変なのは承知しているのですが、息抜きもしなければいけない。一昨日イタリア料理を食べに3人で出かけた時は調子がよかったのですが、どうも一時的なもののようで、少し頭を悩ませています。

旅行に連れて行こうか。温泉とかも効果あるのかもしれない。

前々から京都に行きたいと言っていたので、京都のガイドブックを買ってきました。秋になったら連れて行こうかなぁと漠然と考えています。

月の半分を東京で過ごしている身だけに、やつれた母親の様子がよくわかるのです。「お前がいないとあんまりご飯も作る気になれんのよ」という声を聞くと寂しくなります。ちゃんと食べているのか心配です。

僕は「旅行」というのをしたことがありません。「温泉」というのもどういうものか知りません。父親がああだったから、母親もそういうことはあまり知らないそうです。先日の安いイタリアンレストランにも、「こういうところに初めてきた」とはしゃいでいました。

母親も僕も、ずっと働いてきた。もっと「遊ぶ」ということを考えなくてはいけない時期なのではないだろうか。

こんなことを考えるとき、ふと「ああ僕、日本人だな」と思います。良くも悪くも。
プロフィール

榎本よしたか

Author:榎本よしたか
フリーランスのイラストレーター兼法廷画家です。書籍やテレビ番組用に絵を描いています。アコースティックギターと歴史雑学が好きです。

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