【仕事】さまざまな判決。

小坂被告001

9月20日に千葉地方裁判所で行われた
2歳児餓死事件小坂雄造被告人の裁判の法廷画を描いてきました。
罪名は保護責任者遺棄致死。判決は懲役9年6ヶ月とのこと。

小坂被告002

被告人は逮捕前にテレビ取材にも答えていて、
何度か目にしていたのですが、法廷で見る姿は小太りの体型から一転して
痩せ型になっており、印象がかなり違っていました。
「子どもより以前から飼っていたネコの方がかわいい」などの供述が注目されてましたね。

ありとあらゆる死の中で、「餓死」が最も苦しく残酷であろうと考える僕には、
非常に胸の痛む事件でした。
亡くなった蒼志ちゃんは死亡時、紙やプラスチック片で腸がふさがれた状態
だったことが分かっておりますし、6歳の長女も栄養失調で障害が残ったとのこと。
おおよそ人間の仕業とは思えないこの事件の判決は9年半。
軽いのか重いのか、考えてしまいますね。

この社会にはネグレクトは一定数存在する。
こういう最悪の結果になる前に未然に防げる社会制度の確立は急務だと思います。

栗田被告01

そして、こちらは9月27日に東京地方裁判所で行われた6億円詐欺事件の判決公判。
経理課の係長だった栗田守紀被告人が会社のお金を騙し取り、
キャバクラ勤務の女性に6億円近く貢いでいたという事件。
罪名は電子計算機使用詐欺で、懲役7年の判決が下りました。

栗田被告02


お金を受け取っていた女性は高級マンションに住み、
ホストクラブにハマって一円も残っていないらしく、刑事処分もされないそうです。
ある番組では当の本人がインタビューに答えていて
「(被告に対して)これからは横領とかしない人生を歩んでほしい」と訴えており、
なんとも言えない気持ちになりました。。

いやはや事実は小説より奇なり・・・。

「反省文も書いてるし、ほんのちょっとだけどお金も会社に返してるから
7年は短くないけど妥当だと思う、反省してね」みたいなことを
裁判長がおっしゃってましたが、時効で全ての罪が裁かれたわけでもないし、
この男の勤務先の経営者はどんな気持ちでこの裁判を見たのだろうか・・・。

なんといっても横領額ケタが違いますね。人が何人か死んでてもおかしくないような金額です。
こちらも懲役7年は軽いのか重いのか・・・。
にしてもこの会社の危機管理もずさんすぎると言わざるを得ませんね。
6億も横領されて経営が傾かないのだとするとこのご時世にしては結構な体力ある企業でしょうに。

あと、どーでもいいことなんですが、この被告、「闇金ウシジマくん」のサラリーマン編に出てくる
板橋ってキャラクターそっくりだなー
と思いながら描いてました。
顔の造形といい、醸し出す雰囲気といい、ダメさ加減というかなんというか。
いや、犯罪者だからってあんま悪口言うのはよくないな。やめとこう。

以上、法廷画家としての近況活動報告でした。
プロフィール

榎本よしたか

Author:榎本よしたか
フリーランスのイラストレーター兼法廷画家です。書籍やテレビ番組用に絵を描いています。アコースティックギターと歴史雑学が好きです。

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