【日記】2012年の総まとめ

さて、今年もあっという間に大晦日。
去年の僕の今日のブログ記事を読むと、多忙すぎた1年を反省して

「来年こそはワークライフバランスを見直す!」

とデカデカと宣言していました。
さて、今年1年を振り返ってみると、これはかなり改善できたと思います。
ここ数年の年間休日なんて0~10日程度でしたが
思い切って週一日は仕事を極力しない日にすると決めたのがよかったです。
ずいぶんと依頼を断ってしまったのが心苦しくはあるのですが・・・。

さて、今年起こった出来事を時系列でピックアップすると、

■TBSテレビ「教科書にのせたい!」に出演。
 スタジオロケは初体験でかなり緊張しました。
 南原さんに「ヒルナンデス開始当初からお世話になってます」と
 挨拶ができてよかったな。間近でトークを聞くとテレビで見るのとみなさん迫力が違う。
 伊集院さんの頭の回転の速さには圧倒されました。

教科書にのせたい003


■連日の法廷画制作。
 かなり注目されたさいたま地裁の裁判で、これまでに無いほど連続して
 法廷画を描きに行きました。他の仕事ともブッキングしていてかなり大変だった記憶が。
 友人で同業の小野眞智子さんにもヘルプをお願いしてなんとか乗り切りました。
 死刑判決を間近で聞いたのは僕にとってかなり大きな出来事でした。

木嶋法廷画560


■初箱根温泉デビュー!
 なぜか温泉にハマってスーパー銭湯によく通うようになった僕に
 妻が箱根温泉旅行をプレゼントしてくれました。一泊ですけど、富士山を近くに望みながら
 雪景色の露天風呂は風情があって実によかったです。
 妻に出会ってから初めて知ったのですが、温泉っていいものですね。
 こういうやすらぎの仕方があることを教えてくれた妻に感謝です。写真は大涌谷にて。

初箱根


日経ビジネスAssocieに特集記事が掲載。
 「仕事に効く!文具術」という特集コーナーで取材をうけたのをきっかけに
 何度か紙面の協力をすることになりました。こちらはオール仕事場ロケ。
 自宅にはあまり人がこないので、取材とはいえこうして人と話す機会があるのは
 うれしいものです。(普段どんだけ人と話してないのか・・・)

日経ビジネスアソシエ560


■テレビ東京「ありえへん∞世界」に出演。
 こちらは法廷画家特集でしたが、「教科書にのせたい!」とスケジュールが
 バッティングしてしまうことから、メインは友人の小野眞智子さんにバトンタッチ。
 僕はちらっと紹介されただけでしたが、結構人に「テレビみましたよー」と声をかけられました。
 さすがゴールデンタイムだけあって人気番組なんですね。

ありえへん01-560


■みずほ総合研究所「fole」に特集記事が掲載。
 こちらも仕事場ロケでして、物腰やわらかなインタビュアーと感じのいいカメラマンさんのお陰で
 とても気分良く取材ができました。「超・専門職」とか書かれてますね。いつも言ってますが
 ホント法廷画家ってそんな特別なモノじゃなくて法廷の末席で絵描いてるだけですので誠に恐縮です。

FOLE02.jpg


■J-WAVE「DOCOMO東京REMIX族」に出演。
 山田五郎さんとしょこたんのラジオ番組に呼ばれて六本木ヒルズまで行ってきました。
 森ビルの高層階から見る眺めは「いかにも東京!」という感じ。オフィスもおしゃれでしたね。
 山田五郎さんは博学で前々からファンでして、ラジオも著作も面白く、お会いできて光栄でした。
 しょこたんはテレビで見たまんまの印象の方。テンションあがるとナチュラルに「ふぁああああ!
 とか叫ばれます。「榎本さん、木嶋佳苗は女性として恋愛対象に入りますか?」と質問され否と即答。
 「もーまたかよしょこたん、みんなに聞いてるんだよコレ」と山田さん。何故に?!

東京REMIX族


■エッセイ漫画「トコノクボ」を制作開始。
 ワークライフバランスを見直したおかげでうまれた時間を利用して、エッセイ漫画を描き始めました。
 こちらは仕事ではないのですが、あらたなライフワークとして続けていきたいなと思っています。

トコノクボ紹介画像


■赤ちゃんが産まれました。
 長女の誕生です。産まれたばかりのころはさっぱり実感がわかず、「へ~こんな挙動するんだ」
 と珍獣でもみるような感じで観察しておりましたが、半年が経とうとする現在、人生の在り方が
 根本から変わる程の重大な出来事であったのだということをじわりじわりと実感しています。
 エッセイ漫画にしたのでよければ読んでみてください。

赤ちゃん大晦日用


■リクルート「社会人&学生のための大学・大学院選び」に特集記事が掲載。
 社会人学生体験者が、自分の経験について語るコーナーで、「通信大学を出て自分の人生を加速
 させた一人」 としての体験を語っています。「自分の人生を加速」ってなんかすごいコンセプトですね。
 これは正直かなり悩みました。もともと「勉強はどこでもできる。変な大学ならいかない方がよい
 が持論の僕なので、この書籍の趣旨と外れるのではという危惧があったからなのですが、
 リクルートさんは「そういう意見こそ聞きたいのです」と言われたので自分に偽ることなく述べれました。

リクルート02


■CS番組「The MONDO Times」に出演。
 こちらはとある架空の雑誌の編集長ルー大柴さんが秘書の堀内葉子さんと共に
 いろんな職業の方々を取材していくという番組です。仕事場ロケだったのですが
 インタビュアーにルーさんが直接こられるとのことで、スタッフの皆さん、衣装やらメイクさんやら
 総勢15人ほどが自宅に来られる大掛かりなロケとなりました。
 ルーさんは我が家に上がられるやいなや、挨拶もそこそこに
 いきなりリビングのギターをジャーンと弾き始めるという豪気なお方でした。
 これも思い出に残る楽しいロケでした。5年間ほど定期的に放送するそうです。

ルーさん


■その他のメディア出演等
 講談社ビーシー「ベストカー」にちょこっと紹介記事が記載されたのと、
 BAY-FMの「PAWER BAY MORNING デリナビ」というラジオに電話出演、
 日経BPムック文具術に特集記事と、和歌山放送の「ひるドキッ♪紀州路」というラジオに
 出させていただきました。これは地元の方と触れ合えてとてもよかったです。

こうしてみると、どういうわけかメディア露出に縁が多かった年だったと気付かされます。

仕事面ではロックマン4のブログ記事が元となり、カプコンさんから画集に誘われた話や
おもしろニュースサイトらばQさんの記事に出演したことなどがありますが、
これらは直近の記事に掲載していますので詳細は割愛します。

らばQさんの渋谷編集部へお招きされたことは今年のイベントではかなりトップな出来事でした。
いやはやこの渋谷編集部はかなり独特なスポットでして、手短に紹介するのも難しいほどなのですが
僕の中の「編集部」という概念が僕の中で破壊されたのは確かです。
Cさん、また是非編集部でカラオケしましょう!

さて、今年の統括が終わったので、来年の抱負でも少し。

去年の大晦日記事には、「できるだけたくさんの人に会う年にしたい」は全く実行できなかった、と
書かれていて、その目標は今年に引き継いでいたのですが、
取材等で人と出会う機会は多かったものの、人間関係が築けるほど親しい関係は作れなかったと
いうのが正直なところです。(前述のらばQさん除く)

上京して6年(和歌山と半分半分ではありますが)も経つのに、僕は交友関係があまりに狭すぎる。
昨年まで忙しすぎたというのもあるんですが、今年からいろいろと改善はしてきたので時間は作れるはず。
この目標は来年にも引き継いでいきたいなと思います。

そもそも僕は同業者の知り合いも少なすぎるんだよなぁ・・・。
来年の年末は普通に忘年会のお誘いが来るくらいには広げたい。(切実)
皆様どうか仲良くしてやってくださいませ。

それでは、よいお年を。 

【仕事】ロックマン25周年記念画集にイラストを描きました。

ロックマンR20+5-01-560

12月17日はファミコンゲーム「ロックマン」の誕生日だったそうです。
なんと今年で25周年。
これを記念してカプコンさんから画集が発売されました。
題して「R20+5ロックマン&ロックマンⅩオフィシャルコンプリートワークス」。
表紙のドット絵ロックマンが素敵ですね。

以前「ロックマンユニティ」というブログの管理人ウッチーさんが
このブログの「ロックマン4の思い出」という記事をご自身のブログで紹介してくださり、
それがご縁でこの25周年画集の1ページを担当することになりました。

ロックマンR20+5-02-560

僕が担当したページはこんな感じ。
なんとダストマンの発案者である村田雄介さんのイラストと対になってます。
応募した時のエピソードを漫画にしたら面白いかなーと思って描いたら
既に村田さんがR20の時に同じことをされていたという。超二番煎じです。ハズカシー。
全体像はコチラ

しかしロックマンに対する愛に溢れた一冊ですよこれは。
ファンは必読でしょう。メカニックデザインがザコキャラに至るまで魅力的。
この世界観、出会ってから20数年経つけれど、ホントに好きだなぁ。見ていて楽しいです。

いろんな作家さんがキャラへの想いを込めたイラストを描かれているんですが、
一番衝撃的だったのはアメリカ版ロックマンである「MEGAMAN9」のパッケージイラスト

初代MEGAMANのパッケージデカルチャーに溢れている事実は既知でしたが
それは時代が違ったからだと思っていて、日本のサブカルチャーがこうも世界に認知された
現在(9というとwiiで発売されたわりと最近の作品)においても、
ああ・・・やっぱりあっちのセンスはこうなんだ・・・という思いを新たにしました。世界は広い・・・。

ともあれ、カプコンさんから依頼を受けてまたロックマンに携われたこと、
とても嬉しく思います。中学生のころの僕が知ったら狂喜乱舞したことでしょう。
お誘いいただいたウッチーさん、素敵な機会を頂きありがとうございました!

R20+5 ロックマン&ロックマンXオフィシャルコンプリートワークスR20+5 ロックマン&ロックマンXオフィシャルコンプリートワークス
(2012/12)
有賀 ヒトシ

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【日記】文句無しにオススメの一冊「永遠のゼロ」。

海上自衛官の友人Oくんのオススメで読み始めた百田尚樹著作「永遠のゼロ」。
いやはやこれはかなりのヒットです。
仕事が多忙になってから数年まともに小説を読んでいなかったのですが
こちらは移動時間や寝る前の数十分を割り当てて一ヶ月で完読。
一ヶ月もかかるのかと思われるかもですが、遅読の僕は普通この厚さの小説だと
二、三ヶ月かかります。たしか東野圭吾の「白夜行」で四ヶ月かかった記憶が
文庫、僕的にコスパ良すぎです。

さてこの「永遠のゼロ」、既に実売部数100万部突破という激烈な売れっぷりなので
ご存知の方も多いと思うのですが、どのあたりがツボだったかといいますと

最愛の妻と娘のために生きて帰ることを心から望んだゼロ戦パイロット

もうこの設定だけで、今の僕にはハート鷲掴みなわけです。
男は新婚、娘は産まれたばかり。わかる。わかるぞ宮部久蔵!
と架空の主人公に思いっきり感情移入してしまうのでした。

物語は現代から始まり、主人公の孫であるウダツのあがらない青年が
顔も知らない祖父・宮部久蔵の人間像を、戦友会の人々に聴いて回るという物語構成で、
ほとんどがその戦友会の方々の台詞で埋まってるんですが、
これが涙無しに読めないのです。

複数人の戦争体験者の証言を読む機会なんて普通あまり無いので、
これはよい構成だなと思います。
ゼロ戦が当時いかに世界有数の機動力を誇る戦闘機だったのか、
そのパイロットがどれほどの訓練を経て熟練したのか、
それを自分たちがどれほど誇りに思っていたかを語るおじいさんたちの口調の熱いこと熱いこと。
空中戦の臨場感も半端ではなく、脳内にありありと映し出されるような描写は秀逸と言わざるを得ない。

もちろん戦争賛美などではなく、ラバウルの過酷な戦況、
ガダルカナル島の地獄などをきっちりと描いており、
「戦後知ったのだが」と語りながら軍上層部を痛烈に批判する
おじいさんたちの語り口には目が離せません。

特に宮部久蔵を恩人と語る井崎老人の回顧録が心を震わせます。
電車で読んでいて涙腺崩壊三秒前な自分に狼狽しました。
この経験はさだまさし著作「精霊流し」以来。

このおじいさんたちの体験談が強烈で凄惨な内容にもかかわらず
どこか心地よく、なんだか、ずっと聞いていたくなる感じがするのです。

冒頭で主人公が「特攻隊員として戦死」することがわかっているので
ラストシーンに向かうにつれて心は辛くなるのですが、
一気に引きこまれてしまいます。

戦時中の若者の知性と、現代パートにおける若者のそれとが
明らかに違いすぎるように描写されている点や、現代パートの恋愛描写が意図的なのか
どうなのかはわかりませんが非常にチープに描かれてるあたり、
ひっかかるところも無いではないのですが、全体を通じて感じるこの「血沸き肉踊る感」が
それを補って余りあるし、それを通じて伝えられるテーマやメッセージを思えば
非常によくできた作品だと思います。

来年映画化されるという話ですが、邦画における歴代の戦争映画の出来を思えば
大きな期待は到底出来ないので、映画の2時間でこの物語を消化してしまう前に
是非原作を手にとって頂きたい。

「戦争とか悲惨なハナシ大キライなんだよね~」という方や
「軍人とかみんなはんざいしゃだとおもいます!」という特殊なイデオロギーをお持ちでない方で
本作を未読の方には是非オススメしたい作品です。

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(2009/07/15)
百田 尚樹

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【日記】「よつばと!」を読んで思ったこと。

「よつばと!」という、5歳の女の子「よつば」が主人公の日常系漫画がありまして
この漫画を絶賛する友人Tに「面白いから読んでみて」と数年前に薦められた時、
一冊目を読んで、そのあまりにもドラマ性の無い平坦なストーリー展開に正直、

「これは一体どこらへんに面白さを感じたらよい漫画なのだろう」

と疑問に思ったんですが、最近になってなにげなく手にして読みなおしてみると
これが自分でも意外なほど、初見とまったく違う感想を持ちました。
面白い・・・!
この意識変革は僕に娘ができたことが直接的に関係してるのでしょう。

5歳児のフィルタを通して見ると日常のなんでもないイベントが
とても新鮮に楽しめるものなのだという発見が読んでいて痛快だと気付いたんですね。
主人公「よつば」の限りなくピュアでイノセントな言動。
ウチの子もしゃべったり走ったりするようになるとこんな感じだろうか、
といろいろと夢想するのも楽しかったりします。

僕の中でのその他の見所は、女性の多い華やかなお隣の綾瀬一家ではなくて、
よつばの育ての親にあたる小岩井さんとその友人ジャンボ、後輩やんだの
妙齢男性の掛け合いシーン。
言葉は極めてぶっきらぼうなんですが、仲の良さが伝わってくるこの感じ。
こういう人間関係って理想だよなぁと思いながら心地よい空気を分けてもらうように読んでます。

以上、「人の親になってから読み返すとまるで違った印象を受けた作品紹介その1」でした。

そういえば妻も、「最近妊婦さんやベビーカーを押す女性が街に増えた気がする」と
口にしてました。この激化する少子高齢化社会の中、そんなわけないのですが
見るこちら側の意識が変わったからそう思えるということですね。
テレビ番組でも、子どもが親に宛てた手紙を読むシーンなんかも、
今までより遥かに胸に沁むようになったと言ってました。

見る風景は変わっていないはずなのに、こちらの意識が変わったことで
そのものが持つ意味が変わってしまうというのは不思議な感覚ですね。

これはその2、その3もあるんだろうな。気付いたらこうして書き残していきたいです。

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榎本よしたか

Author:榎本よしたか
フリーランスのイラストレーター兼法廷画家です。書籍やテレビ番組用に絵を描いています。アコースティックギターと歴史雑学が好きです。

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