映画の撮影に行ってきました。


20~21日は映画撮影のために横浜の某撮影所に行って来ました。
朝8時半から12時間かけて撮影でしたので想像以上にクタクタになりました。
行きも帰りもラッシュアワー。おかげで在宅勤務者には縁遠い大都会の風物詩、
超満員電車を体験することができました。
いやはや、東京でお勤めの方って本当に毎日大変ですね。頭が下がります。

法廷シーンのエキストラをやってきたのですが、物語の核心部分のようで、
詳細が書けないのが歯がゆいです。

監督がレオス・カラックスというフランス人の方で、僕は全然知らなかったのですが、どうも世界的に有名な方だそうで。
とても小柄な方でした。身長160cmくらいで顔が驚くほど小さい。
打ち合わせで少しお話しましたが、穏やかなしゃべり方をされ、
ひとつひとつの仕草が様になっており、カッコイイ人でした。

カッコイイというと、ご年配の役者さんが熱演されていて見入ってしまいました。
僕は映画好きながら俳優さんの名前には全く疎く、あとで他のエキストラさんに
聞いて石橋蓮司さんという方だと知りました。
ダンディズムを感じる、実に魅力的な俳優さんでした。

しかし、映画の撮影って本当に大変ですね。
何度も何度も同じシーンを撮って、時に細かい注文が容赦なく入り、そうして同じ
テンションを保って演じきる役者さんって、本当にスゴイと思いました。

セットの準備の合間は待合室で待機するのですが、待機時間はそうとう暇なので、
同席の方とおしゃべりしてたのですが、たまたま前に座っていたのが
本物の弁護士の方でいろいろ面白いお話を伺いました。
弁護士としての仕事の裏話や、近く来たる裁判員制度についての見解、
橋下弁護士の評判や一連の騒動についてのお話など、
かなり興味深く聞かせてもらいました。

あと、エキストラという職業も、プロダクションに申し込んで契約すればそこから
仕事を斡旋してもらえる様式なのだということも今回初めて知りました。
印象的だったのはにこやかな笑顔が素敵なご年配のSさん。

「定年退職してからやることなくなってねぇ。娘の紹介でエキストラの仕事を
 始めたんです。そうしたら面白くって、もう10年になるんですわ」

山田洋次監督から演技指導を受けた話や、ドラマで木村拓哉と睨み合うシーンを
演じた話、時代劇では月代のかつらをするのが大変だった話など、
実に楽しそうに話してくれました。

彼が見せてくれた手帳には出演の予定がびっしり。現在放送されてるさまざまな
ドラマの名前がありました。ご年配ながら頬の色もツヤツヤでとても元気そうです。
それを伝えると満面の笑顔になり、

「この仕事するようになってから若い若いといわれるようになったんですよ」

とご満悦の様子。こういう老後の過ごし方もあるのだなぁと感心しました。
ちなみにプロダクションに申し込むには最初の契約手数料がかかるらしく、
別のエキストラの方が、「これがピンキリなんですよ」と言います。
失礼ながら後学のために聞いておこうと思い、
「どのくらいピンキリなんですか?」と聞くと、
「400円から8万円くらい差があるんです」とのこと。

本当にピンキリだな、と思いました。

でも、大体は一日二日で元が取れる値段だということです。
怪しい業者もいるらしいので知人の紹介という手が一番無難ですとのことでした。

ともあれ貴重な経験ができた二日間でした。
最後にこの話をくださった映画助監督のQさんが、
「本当にお疲れ様でした。ありがとうございました!」
と深々とお礼をしてくださいましたが、こんな機会を下さってこちらこそ
ありがとうございますと言いたいくらいでした。

エキストラの方だけで軽く100名はいらっしゃったので、
僕の姿が映像に映ることはたぶん無いと思うのですが
それはさておき公開が楽しみです。

comment

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

榎本よしたか

Author:榎本よしたか
フリーランスのイラストレーター兼法廷画家です。書籍やテレビ番組用に絵を描いています。アコースティックギターと歴史雑学が好きです。

最新コメント
最新記事
カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
月別アーカイブ
検索フォーム
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

FC2カウンター