【日記】眠れぬ夜の独り言。


下衆な話を少し。

お金の話です。

僕は、自分が働いて稼いだお金を自分のために使えたら、
どんなにいいだろうか、とよく考えるのです。

二十歳のときから、両親と祖母を扶養しています。
そうせざるを得ない事情が多々ありました。
稼いだお金はそちらに流れます。
でも、それは当たり前でしたので、別に不満はありませんでした。
母が作る食事を毎日食べていたわけですし。

祖母が認知症になり、父が死に、これまたいろいろあってお金がたくさんいりました。

父はアルコール依存があり、自らの生命保険を解約して飲み代にあてたため、葬式代もありませんでした。それどころか固定資産税をためこみ、僕は負の遺産を背負い込むことになりました。

夢を追い、イラストレーターになることを目指して、いつか上京しようと考えてから、実行に移せたのは、やっと三十路になってからでした。
金銭的な理由です。それでも半分だけ、という中途半端さです。

僕は、きっと恩知らずな人間なのでしょう。時折こう考えるのです。

僕は、孤児に生まれたほうがよかった。
よほど、楽に、自由に生きれたに違いない。

僕には、家族なんて要らない。無用の長物です。
詳細かけませんが、きょうだいにもずいぶん苦しめられました。
あのころのことは、いまも夢にみます。
ヤクザと係わり合いになるのは、本当にもうこりごりです。
僕はただ、夢を胸にもって、まっとうに暮らしたいだけなのです。

人をねたむことを覚えました。
テレビをみていますと、男芸人とその母(最近は芸人の母親が出てくるのが流行のようです)がテレビに映っていて、恥ずかしげもなく親バカっぷりをアピールしていました。

「○○ちゃんには苦労かけさせたくなくて、毎月20万円ほど仕送りしていましたの。この子には総額で1000万円くらい仕送りしましたかしらホホホ」

阿呆か、と思ってテレビを切りました。
この世はもう、どうしようもないくらい不平等で不公平だけれど、それを実感したくないならあらゆる情報をシャットアウトするのが手っ取り早いのかもしれません。
社会生物として、そんなことはできないのだけれど。
テレビは特に、たまに金持ちのお宅拝見、なんて番組を作っては、「すごーい」「あこがれますね~」なんていってるけど、僕にはその感覚がぜんぜんわからない。

あの、金持ちの、醜い私利私欲さが嫌いです。自分のためにしかお金をつかっていない感じ。あそこに違和感をもつ人はいないのでしょうか。「すごーい」そりゃすごいと思う。ゴージャスな暮らしをして、それを電波にのせて世間に垂れ流し、一切動じず、「そんなことないですよ~」とかいいながらも「どうだ」といわんばかりの不遜な態度を示す厚顔無恥さは「すごい」としかいいようがない。僕がたぶん、その彼と同じだけお金をもっていたとしても、絶対そんな暮らしぶりはしない。宝くじを買ったことは何度かあるけれど、一等はあたりたくないといつも思っていました。無駄に苦しむだろうから。そうして決めていました。もし、一等があたったら寄付すべきところに寄付しようと。

話が脱線しました。世の中には、あたりまえのように親に経済援助してもらう人もいれば、経済援助しなければ成り立たない人もいる。それを嫌というほど見せ付けられることが多く、精神的にダメージをうけるのです。大富豪ビルゲイツの言葉にこういうのがありました。「人生は公平ではない。それに慣れよ」 ・・・富豪が言うとムカつく言葉ですが、真実だと思います。僕は、慣れなくてはいけない・・・。

今現在、母と祖母二人、養うのに月20数万円かかります。

親戚には会社社長や医者もいるけど、皆見てみぬふり。

僕は、この状態に慣れたつもりだけど、たまに外部の情報に心が疲労する。
人として、まだまだということですね。

さっさと肩の荷を全部おろして、天涯孤独になりたい。
そうしたら、やっと自分の人生が始まる気がします。

人に感謝をしない男の、極めて下衆な、眠れぬ夜の独り言でした。

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榎本よしたか

Author:榎本よしたか
フリーランスのイラストレーター兼法廷画家です。書籍やテレビ番組用に絵を描いています。アコースティックギターと歴史雑学が好きです。

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