【日記】Around 40?

初めての一眼レフ560

僕の好きな詩に、こういう一節があります。

 すこしぐらいの仕事ができて
 そいつに腰をかけるような 
 そんな多数をいちばんいやにおもふのだ


・・・普段、僕が「鼻に付くな・・・」と感じる人の言動はほぼこれに該当していて、
自分は大丈夫だろうか、と省みる機会になっています。

これは宮沢賢治「春と修羅」の告別という詩の一節です。
いろんなところで引用されてるのでご存知の方も多いと思います。
とても良い詩なので未読の方は是非リンク先を御覧ください。後半の、

 みんなが町で暮らしたり
 一日あそんでいるときに
 おまへはひとりであの石原の草を刈る
 そのさびしさでおまへは音を作るのだ


のところがいつも胸にズシンと響きます。
自分の若いころを思うと、「一日あそんでいる」ことなんかちっとも無かったな・・・
と重なるのです。
何故、青春の一番たのしい時期に遊ばなかったの?
と聞かれることもありますが、一言でいうと、それどころじゃなかった。

一昨日、父の借金を全額返済しました。父が亡くなってから丸10年かかりました。
長かったし、苦しかった。いろんなことが思い出されます。
やっと一つの荷物を下ろせたという実感もあります。

けど、別にまさか不幸自慢がしたいわけではありません。
10年なんとかやってきて、少しずつ人に認めて貰えているような気がするけど、

 すこしぐらいの仕事ができて
 そいつに腰をかけるような
 そんな多数に、なってやしないか?


という自問を今、心に投げかけたい。
人より、余計な苦労を背負い込んだ側面はたしかにあるけど、
それを乗り越えたからといって、間違っても不遜な人間になってはいけない。
今いる場所に留まらず、新天地に向け、挑戦し続けなければならない。

そんな僕も今日で35歳になりました。
時間の使い方を考えながら、前に進みたいと思います。
お祝いのメッセージをくださった皆様、ありがとうございました。

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榎本よしたか

Author:榎本よしたか
フリーランスのイラストレーター兼法廷画家です。書籍やテレビ番組用に絵を描いています。アコースティックギターと歴史雑学が好きです。

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