【報告】スポーツニッポン新聞社「スポニチ」に取材記事が掲載されました。

スポニチ

先月、スポーツニッポン新聞社さんから仕事場で取材を受けたのですがその時の記事が3月7日発売のスポニチの「イマドキの仕事人」コーナーに掲載されました。

想像以上に大きく取り上げてくださったようでびっくり。コンプライアンスの関係で事前にゲラチェックできなかったのですが言いたかったことがよくまとめられておりよい記事でした。

スポニチ02

主に語ったのは法廷内でのエピソードや法廷画の制作プロセスについてでしたが、中には雑学として「裁判が始まると法廷内の撮影ができなくなるのは被告人のプライバシー云々という話ではなくて、昔の報道陣の行動に問題があったかららしいんですよ」という話もして「国民の知る権利と司法という権力の監視という意味での傍聴席なのですが席数があまりにも限られているので、有名人で重要な裁判などは撮影して広くメディアに公開してもいいんじゃないかと個人的には思いますね」なんて語ったら【法廷画家が望む「法廷画が必要ない制度」】とまさかの大見出しに使われました。

望むというより、そっちのほうが傍聴席抽選などで裁判所職員の手間がかからなくなるし記者さんも毎回傍聴席で恐ろしい量の速記(腱鞘炎になる方もいらっしゃるそうで・・)をする必要もなくなるし、国民も裁判の様子が不確かな「絵」などでしか知れないということもなくなるし、どの角度からみても合理的かなと思いまして。

掲載された記事をみて知り合いの弁護士Oさんから「公人の犯罪についての裁判公開は権力の監視及び国民の信頼確保から重要であるが一般の事件(たとえ有名人であろうと)まで公開してしまっては被告人本人のみならずその家族や被害者のプライバシーが漏れる恐れや証人の発言が萎縮するなどの悪い効果も考えられる。誰もが情報拡散できる時代であるからこそ、裁判公開の建前が強い正義として主張されすぎないよう望む」(要約)とのご意見をいただきまして、なるほどと首肯した次第です。

法廷内では被告人の現住所まで語られるし、撮影されて晒されては更生できるものもできなくなる恐れがありますね。「誰でも撮影可能」な状況は危険であると僕も思います。

しかしながら(Oさん仰る通り)政治家はじめ公職につくものの汚職などにおける裁判はたとえば国会中継のように限定されたメディアを通じて公開されてもよいのではとも思うのです。

旧態依然とした「慣例」はそろそろ見なおしてもよい時期なのではというのが僕の意見です。そういう議論すらなされず、ただ「今までこうだったからこれからもこう」という姿勢がこの先もずっと続くのは、あまり望ましくないよなぁと思うので、微力ながら一石を投じれたならいいなと記事を読みながら思ったのでした。

取材に来られたのはスポーツニッポン新聞社の若手記者さんでしたがとても丁寧な仕事ぶりで礼儀も正しく、気持よく取材をうけられました。この場を借りてお礼したいと思います。ありがとうございました。

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榎本よしたか

Author:榎本よしたか
フリーランスのイラストレーター兼法廷画家です。書籍やテレビ番組用に絵を描いています。アコースティックギターと歴史雑学が好きです。

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