【仕事】相模原女性遺棄事件の秋山被告人裁判傍聴記。

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5月12日に東京地裁で行われた相模原女性遺棄事件裁判の法廷画を描きました。開廷時間と放送時間の兼ね合いで珍しく水彩色鉛筆で彩色です。被告人の秋山被告は交際していた佐藤という男に命じられて遺体を埋めたが犬の死体だと聞いていたので自分は無実であると主張しており、今後の行方が気になる裁判でした。

娘たちが生まれてから女性が犠牲になる事件は特に耳にしていて辛いので基本的に詳細は聞き流すようにしているのですが、本件は相手方の佐藤という男の行動や言動が奇々怪々でぶっとんでおり、聞き耳をたてずには居られませんでした。

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その男、フジテレビに内定が決まっている大学院生であるという身元からデタラメで、北川景子と別れたが復縁を迫られているだの、相武紗季に言い寄られて困っているだのと主張し、地方出身者の秋山被告は「東京はすごいところだなぁ」と盲信していたというから事実は小説より奇なりです。

被告人質問している弁護人も「どぉしてあなたそれ信じちゃったんですか?」と心から不思議に思っている様子で「信じた根拠は何?」「どこが好きになったの」「レディワーストだった?今までの交際相手はしてくれなかったの?」と徐々に質問がエスカレート。それ裁判に関係あるの?と聞いていてハラハラしました。

最初はタクシーに乗り込む際、頭をぶつけないようにと手を添えてくれたような優しかった彼も、やがて本性を露わにして金銭の無心、言葉の暴力に始り、グーで顔面を殴るなどのDVが酷くなり、精神的に逆らえなくなったところで犯罪の片棒を担がされたという話でした。

最後の犯行以外は耳にタコができるほど聞いたテンプレどおりのDV男だなと思いました。世の中には悪い男がいる。そいつらは優男の仮面で近づいてくる。暴力によって隷属化してしまってはいけない。奴らの行動パターンはこれこれこうであるので十分に気をつけなさいね、と義務教育レベルで教えて欲しいとさえ思うほど数多い例を聞いてきました。

表面化していないだけでDV被害者は今この瞬間にも多数苦しんでいることでしょう。娘達の将来にそんなことがあったらと思うとゾッとします。言い難い話でもきちんと話して聞かせて諭してやらなければな、という思いを新たにしたお仕事でした。おしまい。

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榎本よしたか

Author:榎本よしたか
フリーランスのイラストレーター兼法廷画家です。書籍やテレビ番組用に絵を描いています。アコースティックギターと歴史雑学が好きです。

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